先日発売の月刊ヒーローズ「天威無法」を描かれている武村勇治先生の所にお邪魔してきました。
つまりアシスタントとして(´∀`)
事の発端はとある漫画家飲み会の席での話。
私「もし宜しかったらアシスタントとして使ってみていただけません〜?」
武村先生「いいよ〜〜♪」
てな感じで、絵柄のごとく豪快な武村先生の胸をお借り致しました。
元々今は無き週刊コミックバンチで武村先生は「義風堂々」私は「トキ外伝」「蝶獣戯譚」で一緒に連載していた時期もあります。
そして「天威無法」も、武蔵坊弁慶が主人公の漢らしさ全快の豪快な歴史漫画!
その中の何コマか背景とモブを描かせていただきました(´∀`)
いや〜〜、やっぱり仕事場の雰囲気って人柄が出るんだなあと。
武村先生のお人柄そのままに、とても素晴らしいお仕事場でした。
アシスタントさん達も良い人が多かったですし(´∀`)
奥様の手料理も大変美味しくて、栄養面でも充実してましたし。
長丁場ですからこういう所は大事です。
こういう所、とても勉強させていただきました。
もちろん、仕事で行っているわけですから勉強させてもらうためだけに行くのは失礼ですし、ちゃんとお手伝いをしなければ、と言う前提ですが。
一応ちゃんと印刷されていてホッと致しましたが・・・
しかしもっともっと、お力になれると思っていたのが思わぬ所で苦戦したり、付けペンで描くのが久しぶりで慣れるまで時間かかったりと、せっかくお呼び下さった武村先生のお力にちゃんとなれていたのかどうかとか。
却ってご迷惑おかけしちゃったかもしれないと、申し訳ない気持ちで一杯になったりと・・・
こういう刺激はたまには必要かもしれませんね。
改めまして、武村先生に感謝致します。
しかし、私たち漫画家はアシスタントさん達に支えられているんだなあと言うことをしみじみ思ったり。
頭ではわかっているつもりでしたが、実際にアシさんの立場としてはいるとまた違うもんですね。
実は私、今までほぼアシスタントに入ったことありません。
一度だけ、大学四年の頃に4〜5ヶ月程度、その頃新人の作家さんの初連載のお手伝いでちょこっとだけです。
ですので、プロの現場というのは自分の仕事場以外知らなかったわけです。
それが今までの私のちょっとした引け目にもなっておりました。
なかにはアシスタントの経験が全くない先生もいるにはいますが、大体の作家さんはどちらかで修行されていたりします。
そこで、将来自分が作家の立場になったときにアシスタントさんをどう動かすか、そういったことを学んだりもします。
そういう経験はやっぱりあった方が良いし、アシさんの立場や気持ちというものも知っておいた方がいいなと今更ながら思い至ったわけです。
しかし、実際自分がアシさん達に指示してきたこととか、逆の立場になってみたらわかりますが、なかなかな無理難題押しつけてましたね〜(笑)
あと、若い頃には細かい仕事とか問題なく出来ていたのが、やはり目が悪くなっているんでしょう、ちょっと苦戦致しました。
あと仕上げとか、トーンはったり削ったり、コピーはったり。
こういうことをアシさん達はやってくれていたわけです。
今までアシさん任せだったことも自分でやってみるとありがたみがわかります。
もっとも、だからといって今後も自分のやり方は恐らく変わることはないと思いますが、それでも相手の立場になってみるというのは大事な気がします。
気持ちの持ち方ひとつで雰囲気も違ってくるでしょうしね。
などと、色々思った次第です。
というわけで
今月のヒーローズ、是非ご覧あれ!
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