明けまして・・・じゃないですね。
本年初のブログ更新です。
今日1月30日に無事「蝶獣戯譚II」の三巻がやっと出ました。
いや長かった・・・一巻と二巻が去年の三月と四月ですから約10ヶ月ぶりです。
お買い上げいただいた読者の方、ありがとうございますm(__)m
心よりお礼申し上げます。
まだ読んでいないけど興味を持たれた方、是非!
実は、この三巻と四巻の売り上げ次第で今後の連載が続くかどうかが決まると言っても過言ではありません。
この「蝶獣戯譚II」は休刊になった雑誌からの移籍作品ですが、舞台を「コミック乱」に移したことで救われた事も事実ですが、その分、全くの新連載作品よりも初版部数などのハードルが高いのも事実です。
それでもどうしても描きたくて、今の担当さんに無理を言って続きを描かせていただくに至りました。
担当さんへの恩に報いるために、そして何より前作から応援していただいている読者の方、新しく読んでくださった読者の皆様に楽しんでいただくために描き続けていきたいと心より思っています。
新たな連載「SILENCER」を勝ち取ることが出来たのも、この蝶獣があったからです。
めでたく増刷がかかった暁には・・・・たいしたことは出来ないかもしれませんが、なにかしたいな・・・
と、思っています(;・∀・)
この辺は担当さんと要相談ですが・・・
何とぞよろしくお願いいたしますm(__)m
尚、「蝶獣戯譚II」 第4巻と、もう一つの連載、巨匠・史村翔(武論尊)先生原作「SILENCER」第一巻の単行本も来月出ます。
こちらもよろしくお願いいたします。
これから単行本を読まれる方のためのちょっとしたうんちく(・∀・)
二巻から登場している 魔法のバテレンと呼ばれたトマス金鍔次兵衛神父は実在の人物です。
この金鍔さんとの出会いは、前に連載していた「週刊コミックバンチ」でこの連載を始める前に、島原の乱について調べていた頃です。
坂口安吾先生が「新日本地理」というエッセイ集に島原の乱についてちらっと書いておられたのですね。
そこで出てきたのが「金鍔次兵衛」という名前。
「なんじゃこら」ってのが正直なところ。
ホントにこんな名前の人がいると思えなかったんですが、ウィキペディアにも載っていたという。
なぜ金鍔次兵衛と呼ばれたかは、金鍔の脇差しをさしていたからだとか。
本名ではないようです。
(なお、次兵衛は「じへえ」「じひょうえ」と読むらしいですが、「蝶獣」では「じひょうえ」としました)
俄然この人物に興味が出てきまして、コレはもう登場させるしかないでしょ、と。
わざわざ長崎まで旅行がてら取材に行ったのはこの金鍔さんに惹かれたからなんです。
長崎の戸町という場所に「金鍔」なる地名のバス停と、その金鍔さんの潜んでいたという「金鍔谷」という洞窟ががあるのですが、タクシーの運転手さんに連れて行って欲しいと頼んだら「めずらしいですね〜」と言われましたっけ(^_^)
この金鍔次兵衛というお方、いろいろな伝説を残されているかなり謎な方でもあります。
今まであまり漫画や小説のモチーフとして取り上げられてこなかったのが不思議なくらい。
漫画に出てきたのは多分「蝶獣」が初めてだと思います。
間違えておりましたらどうぞご教授ください。
まあ「蝶獣」に出てくる金鍔さんはほぼ私の創作ですが(;・∀・)
てなわけでこの辺でm(__)m
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